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プルーストはマドレーヌだが、私は汁物

私のテキトーなお昼のために前夜の残りのみそ汁を温めていて急に思い出したこと。

私が子供の頃、バレエ漫画が全盛。
山岸凉子先生や、有吉京子先生などの本格バレエ漫画が登場する以前で、バレリーナを目指す少女、彼女のトウシューズに画鋲などを入れて邪魔しまくるお金持ちのライバルの少女、そしてそんな状況プラス主人公のお母さんが行方不明で、主人公は子供ながら妹と二人で必死に生活をする、というもの。
生活費はどうしたのさ、とか、保護者がいないでどういやって子供だけで暮らすのか?などなど、現在であれば突っ込みどころ満載だったのですが、そんな中私が強く覚えているのは、お雑煮。

お母さんとは連絡がつかない主人公はお正月の朝、おせちとお雑煮を用意し、妹に「おせちは冷たいからせめて暖かいお雑煮を食べましょうね」的なことを言うのです。
おせちは冷たいけど、暖かいお雑煮!
浮世離れした設定の中で、なぜかここだけ超リアリスティック、というか世帯じみている....。
主人公は小学生です。学年誌に掲載されていたから。

温かいお雑煮、お雑煮、お雑煮......。

てなことをみそ汁を温めながら思い出してしまったよ。

記憶って不思議。

by kubokiriko | 2014-07-03 00:34  

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