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掏摸に遭遇!!

 朝、息子のせきがひどかったので、夫が薬を買って来て飲ませ、息子はホテルでテレビ鑑賞。(イタリア語のマンガ番組を見てました。)
 少し元気になったので、午後はホテルの人に教えてもらった地元の小さなレストラン「ソーラ・ルシア」で食事をし、そのあと、ベルニーニとボッロミーニの教会を見てパスタミュージアムへ向かうが、なんと「リースが切れたため、閉館」となっていました。
閉まってると、もっと見たくなる〜。
パスタの歴史、絶対面白かったはず!!
 で、そのあと、骸骨寺へ。
修道士たちの骸骨やミイラ、そして、骨で作られた装飾が見られます。
 しかし、そこにいく途中のことです。
夫と息子が先を歩き、私がその数メートルあとを歩いていました。私はショルダーバッグ斜めがけにしていたのですが、前から来る人もいないのにショルダーバッグがが誰かにぶつかったような軽い衝撃を覚えました。
振り返ると,いつの間にか私の後方近距離に13〜14歳くらいの男の子がいて、私が振り向くとさっと視線をそらし、さりげなく別の方を向いていました。
気がつくとその近くに似たような年頃の女の子ともうひとりの男の子(この二人に比べ、あまり存在感が無かったのでよく覚えてない)がいて、その女の子もなんだか不自然に別の方を見てタバコなんぞ吸ってます。
はっと思い、自分のショルダーバッグを見ると外のジッパーとその中のお財布が入っているポケットのジッパーが丸開きです!
掏摸だ!!!
あわてて中身を確認すると、盗られた物はありませんでした。
失敗したようです。
彼らはまだその辺にたたずんでいるので、とりあえず、がんつけるだけにし、夫たちに追いついて骸骨寺に入りました。
 実はそのショルダーバッグ、買ったときからジッパーの向きを見て、「ちょっと危険〜」とは思っていたのですが、やはり危険でした。
掏摸にとっては恰好のバッグだったのかもしれません。
 それまでは歩くのに邪魔なのでガッグを後ろの方に回して歩いていたのですが、その後、左肩ではなく右肩にショルダーを斜めがけにするようにし、バッグもうしろでなく前に回して使うようにしました。
 実は私、NYで一回、ロンドンで2回、ナポリで1回、掏摸に遭遇しています。
未遂でよかったです。
摺られていたら旅が台無しになるところでした。
 骸骨寺自体は息子のたっての希望でしたが、ちょっと怖かったらしく、骸骨は見るものの、ミイラは見たくないらしく、ミイラ部分はしっかり目をつぶっていました。
 そのあと、ローマ時代の浴場がルネッサンスの時代に教会に改築されたサンタ・マリア・デ・アンジェロに行ったのですが、なんとそこで、掏摸の3人組に遭遇。
なんという嫌な偶然。
もちろん、がんつけておきました。
日本語で「こいつら掏摸ですから気をつけて〜」と叫んでやればよかったかも。
あとで、イタリア語で掏摸を調べたら、「ボルセッジャトーレ」となっていました。
この言葉、今度会ったら叫んでやるぞ! あ、でも、ナイフとか持ってたら、やだな。やっぱり日本語かな。
 その夜はガイドブックお勧めのレストラン、「ダ・ジーノ」に行ったのですが、超人気店らしく開店前に並んだのにもう予約でぎゅうぎゅう状態でした。
我が家3人とやはりイギリス人の3人家族、そして一人の女性が並んでいたのですが、彼女が一人だと告げると、一人にはテーブルを用意できないと言われてしまったので、我が家ももうひと家族も「うちのテーブルにどうぞ」とすすめました。
結局、うちのテーブルで一緒に食事をしたのですが、一人だと断られてしまうこともあるんだなとびっくりしました。
ベルギーから来た人で、たまにローマに買い物に来るとのことでした。

掏摸に遭遇!!_e0150991_233162.jpg

by kubokiriko | 2009-03-02 02:33 | 旅行  

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